応募が増える採用サイトに必要な「情報設計」と鉄板コンテンツネタ13選

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採用サイトは、興味を持ってくれる候補者に対する企業の顔とも言える重要なツールです。
しかしキレイなデザインや動画を作るだけでは十分ではありません。情報設計のコツをつかみ、採用目的の実現に最短でつながるサイトを作りましょう!サイトを作る私たちのようなWeb制作会社だけではなく、人事採用担当の皆様も情報設計の観点を持っておくと、Web制作会社へのオーダーがしやすくなるはずです。

情報設計とは?

情報設計とは、ユーザーに必要な情報をいかに効果的に伝えるか設計するプロセスです。採用サイトであれば、自社にマッチする候補者が応募してくれるよう、サイトにどのように情報を配置すれば良いか考えることになります。

以下のようなステップを踏んでいくと良いでしょう。例えば応募を増やしたいと言うケースを考えます。

  • 目的の設定: 「応募数の増加」と言う目標を定めます。
  • 情報の構造化: 自社内に存在するネタを整理し、構造的に整理しておきます。
  • 優先度付け:応募の決断に影響を与える情報は何かを考え、掲載の優先度をつけます。
  • 動線設計:応募してもらうまでに、サイトの画面をどう遷移し、どんな情報にどう触れて欲しいかを検討します。
  • コンテンツ設計:各画面で提供するコンテンツの内容を検討します。

情報設計を適切に行えば、応募者は自分が応募すべき会社かどうかをストレスなく検討することができます。したがって、マッチする応募者からの応募も増えることが期待されます。

逆に情報設計を行わない場合はどうでしょうか。応募者は採用サイトを見ても、自社の魅力を伝える情報にたどり着けず、興味を失ってしまうかもしれません。そうならないためには、具体的な画面のデザインを考える前に、まず情報設計をしっかりと行う必要があります。

情報設計を進めよう!

目的の設定

目的は自社の採用課題や、採用手法の組み合わせによって決めてみてください。
求人媒体や人材紹介会社経由の採用を行なっている場合も多いと思います。その場合は、単純に応募や内定を増やすだけではなく、採用サイトのコンテンツアクセスを通じて、すべての採用手法で承諾率を高める目的もあリえるかもしれません。

これに合わせて、定量的な目標を定めておくこともお勧めします。目的に直結する採用サイト経由の内定や応募数のほか、セッションやUUなど、より前段階のフェーズも取得しておくと改善に有益です。ななごーではWebコンサルティング支援も行なっていますので、ご相談ください。

情報の構造化

採用サイトでどのような情報を発信できるのか、ネタを洗い出しておきましょう。ここでは具体的なコンテンツ制作やライティングに入らなくても大丈夫です。自社内に存在するネタをカテゴリで整理し、構造的に内容を整理しておきます。

情報の優先度付け

応募を決断するにあたり、最も必要な情報は何かを考え、掲載の優先度をつけます。先日のブログ「採用サイト制作時の求人票チェックポイント7選」でも紹介した通り、まずは仕事内容や給与を見る応募者は多いと思います。そのため、仕事内容に直結するような内容は優先度が高くなります。

その他のコンテンツについては、目的や自社のブランディング方針に応じ優先度は様々です。他社と差別化したい内容や、活躍社員が参考にしている情報などを社内で検討して決めても良いでしょう。

動線設計

上記で決めた優先度の高い情報に応募者を確実に触れさせるような画面構成、画面遷移を考えます。

コンテンツ設計

ここから具体的なコンテンツの内容を検討していきます。採用サイトで伝えたいメッセージをうまく伝えられるようにクリエイティブ制作やライティングを行います。

ユーザビリティやアクセシビリティも大切

具体的なデザインに進む際には、ユーザビリティやアクセシビリティに配慮することが大切です。ユーザビリティとは、サイトの使いやすさや分かりやすさを指し、アクセシビリティとは、障害や環境の違いに関わらず、サイトにアクセスできるようにすることを指します。 例えば、フォントのサイズや色、画像の代替テキスト、ナビゲーションの構造などに気を付けることで、ユーザビリティやアクセシビリティを向上させることができます。

応募が増える!採用サイトコンテンツの鉄板ネタ13選

採用サイトに掲載する内容を考える際の、コンテンツネタをまとめました!人事採用担当の皆さんのご参考になれば幸いです!

  • トップメッセージ: 会社の理念やビジョン、採用の方針や目標などを、代表者や人事部長などの責任者が熱意を持って伝えるメッセージです。応募者に対する期待やメッセージも含めると良いでしょう。
  • 沿革: 会社の創業や歴史、変遷や成長、受賞や表彰などを紹介するコンテンツです。会社の由来や理念、事業や製品、売上・利益推移なども参考になります。応募者に信頼してもらえるような会社の情報を紹介すると良いでしょう。
  • 組織図: 会社の組織構造や役割分担、部門やチーム、役職や職階などを紹介するコンテンツです。会社の規模や体制、連携やコミュニケーション、責任や権限などの紹介コンテンツと連携しても良いと思います。全社・部署別など応募者の業務イメージがつきやすい図を作ると良いでしょう。
  • ビジネスモデル: 会社の事業や製品、サービスの価値提案や収益源、競争優位や市場ニーズなどを紹介するコンテンツです。会社の目的や戦略、顧客やパートナーなどを具体的に紹介します。ビジネスモデルがしっかりしている会社だと、応募時の信頼を得ることができます。
  • 社員インタビュー: 会社で働く社員の声を聞くことができるコンテンツです。各職種やキャリアステージに応じて、仕事内容ややりがい、苦労や成長などを具体的に紹介します。応募者にとって参考になるような質問を選ぶと良いでしょう。社員別に含めると良さそうな内容をまとめてみました。

    総合職向け: 企業文化の中核を担う総合職の社員にインタビューします。幅広い業務やプロジェクト、異動の経験、リーダーシップやコミュニケーション能力などをアピールします。

    機電系技術職向け: 会社の技術力を支える機電系技術職の社員にインタビューします。専門的な知識やスキル、開発や設計などのプロセス、技術的な課題や解決策などをアピールします。

    管理職向け: 会社の経営や組織を牽引するマネージャーなど、管理職の社員にインタビューします。前職との違いや転職の理由、会社の魅力や文化、マネジメントや戦略などをアピールします。

    ITエンジニア向け: アプリ開発や、情報システム、デジタル化を担うITエンジニアの社員にインタビューします。使用している技術やツール、開発や運用などのフロー、顧客からの声などをアピールします。

    事務職向け: 会社の運営やサポートを行う事務職の社員にインタビューします。担当している業務や役割、協力や連携などのコミュニケーション、効率化や改善などの工夫などをアピールします。

  • プロジェクト事例: 会社が手がけた実績や成果を紹介するコンテンツです。プロジェクトの背景や目的、メンバーや役割、工程や方法、成果や評価などを具体的に紹介します。会社の特徴を表す魅力的なプロジェクトを選ぶと良いでしょう。
  • 1日の仕事の流れ: 会社で働く社員の1日のスケジュールやタスクを紹介するコンテンツです。出勤や退勤の時間、朝礼やミーティング、業務や休憩、残業や勉強会などを具体的に紹介します。職種別やライフステージ別など、何パターンか用意してリアルな仕事の流れを紹介すると良いでしょう。
  • 業界情報: 会社が所属する業界の動向や特徴を紹介するコンテンツです。業界の規模や成長率、競合や市場、課題や展望などを具体的に紹介します。今後の展望が期待できる業界情報を紹介すると良いでしょう。
  • キャリアパス: 会社で働く社員のキャリアの展開や可能性を紹介するコンテンツです。入社後の研修や教育、評価や昇進、異動や転勤、海外勤務や出向などを具体的に紹介します。専門性を磨いたり、ローテーションで多様な経験が積めたりするなど、多様なキャリアパスを紹介すると良いでしょう。転勤の有無なども重要な要素となります。
  • 社内イベント・社内勉強会: 会社で開催される社内のイベントや活動を紹介するコンテンツです。忘年会や新年会、歓迎会や送別会、スポーツ大会やレクリエーション、ボランティアや勉強会などを具体的に紹介します。応募者にとって楽しそうや参加したい社内イベントを紹介すると良いでしょう。
  • 説明会・イベント情報: 会社が開催する採用に関する説明会やイベントの情報を紹介するコンテンツです。説明会やセミナー、面接や筆記試験、インターンシップや体験入社などの内容や日程、場所や申し込み方法などを具体的に紹介します。応募者が興味を持てそうな説明会・イベント情報を紹介すると良いでしょう。
  • オフィス・リモートワーク: 会社のオフィスの様子や雰囲気を写真で紹介するコンテンツです。オフィスの外観や内装、机や椅子、パソコンや電話、コピー機やプリンター、飲料や食堂、休憩室やロッカーなどを具体的に紹介します。応募者にとって働きやすそうや快適そうなオフィス写真を紹介すると良いでしょう。リモートワークの導入状況もぜひ紹介しましょう。
  • 福利厚生: 会社が提供する社員の福利厚生や待遇を紹介するコンテンツです。給与や賞与、昇給や昇格、退職金や年金、社会保険や健康保険、交通費や住宅手当、育児休暇や介護休暇、社員割引や社員旅行などを具体的に紹介します。応募者にとって魅力的や満足そうな福利厚生を紹介すると良いでしょう。

終わりに

この記事では。ユーザーに必要な情報を効果的に伝えるための情報設計のプロセスと、応募につながるコンテンツネタを紹介しました。

採用サイトでは、自社にマッチする候補者を応募させるために、目的の明確化、情報の構造化、優先度付け、動線設計、コンテンツ設計のステップを踏みます。情報設計を適切に行うことで、応募者に自社の魅力をよりよく理解してもらえます。コンテンツネタとして13トピックを紹介しました。ぜひ参考にしてみてください!

そして当社ななごーは、人と人を繋ぐをモットーにアプリ開発のノウハウを活かして、応募者と企業のマッチングを最適化する採用サイト制作を行います。情報設計からWebマーケティングまで一貫してお手伝いします。また、サーバ管理や保守も行なっており、安心して運用いただけます。ぜひ、お気軽にお問い合わせください!