ホームページのSEO対策を始める上でまず念頭に置きたいのは、功を焦ってブラックハットな手法を取ってはならないということです。
「安く簡単に検索順位が上がります」という甘い誘惑に乗ってしまうと、最終的に大きな損害を被ることになります。
そこで、ブラックハットSEOとは何か、本当に有効なSEO対策とは何なのかなどをご紹介します。
ホームページのSEO対策でやってはいけないブラックハットSEOとは?
ブラックハットSEOとは、検索エンジン(主にGoogle)のアルゴリズムの穴を突いて低品質なホームページを検索結果の上位に表示させることです。具体的には、次のような手法を指します。
- お金を払ってリンクを貼ってもらう(有料リンク)
- キーワードをめちゃくちゃに詰め込む(ワードサラダ)
- 検索エンジンにだけ特殊なページを表示させる(クローキング)
- 隠しテキスト、隠しリンク
- コピーコンテンツ
ブラックハットSEOのホームページを一斉排除したGoogleのアップデート
2010年代初め頃までは、ブラックハットSEOは少ないコストで大きな効果を出すことができました。
SEOと言ったら上でご紹介した手法を指すこともあったぐらいです。
しかし、低品質なホームページが検索順位の上位に表示されるのは、Googleの本意ではありませんでした。
そこで、Googleは2012年にペンギンアップデートとパンダアップデートを行います。その内容は、不自然な被リンクやコンテンツ品質の低いホームページを取り締まるというものです。
これにより、ブラックハットSEOを行っていたホームページはペナルティーを受けて、一斉に排除されることになりました。
ペンギン・パンダアップデート後もブラックハットSEOはなくなっていない?
一見すると、ペンギンアップデートとパンダアップデートのおかげでブラックハットSEOは絶滅したように感じられるかもしれません。
しかし、上でご紹介したような露骨な手法ではないにせよ、今もまだ次のように、検索エンジンのアルゴリズムの穴を突くようなSEO対策が横行しています。
・1ページに10,000字超など、可読性を無視して文字数を多くする
・架空の口コミなど、うそのコンテンツで水増しする
現在は、Googleがそれに対してアップデートを行い、そのアップデートに対してまた新たな手法を行うというイタチごっこのような状態が続いています。
ホームページの順位を上げるのに大切なのはユーザーと向き合ったコンテンツSEO
Googleのアップデートは高い頻度で行われています。安定した成果を出すためには、アップデートに左右されないSEO対策が必要となります。
そのために大切な考えがコンテンツファースト。つまり、ユーザーにとって本当に有用なコンテンツを提供することです。
それには、コンテンツマーケティングの深い知識を必要とします。
これからホームページで集客するなら、Googleのお尻を追いかけるような手法での成功は困難です。
ユーザーと向き合って高品質な情報を提供するコンテンツSEOこそ、皆様のホームページを成功へと導きます。
しかし、自治体ではそれぞれの部署が、それぞれのページをそれぞれのタイミングで更新していることがほとんどです。
ここで起きる問題が、一貫性のなさです。
イベント1つとっても、名称が微妙に違っていたり、記載すべき場所に何も書かれていなかったりなど。
「自治体のホームページが見にくい!」と言われる理由の1つになっています。
地域活性のために、今後ホームページのリニューアルが必要です!
ここまで、自治体と会社のホームページの違いをご紹介してきました。
一般的な会社と事情が大きく異なる以上、自治体のホームページが分かりにくいのは、仕方がないとも言えるでしょう。
しかし、果たして分かりにくいままで良いのでしょうか?
地方の人口減少に歯止めをかけようと、地方創生が盛んに謳われている今日。
ホームページに分かりにくさは、地域の活性と衰退に影響します。
近年生まれつつある地域間の競争を勝ち残るためにも、
自治体であっても見やすいホームページを作るべくリニューアルすることが必要となるでしょう。