Web制作会社の選び方

コラム

Web制作会社といっても世の中には数多くの会社が存在します。
単に検索エンジンで調べた際の上位の会社に頼めばいいかというとそうではありません。
まずはWeb制作会社を選ぶ前に自社がホームページを作りたいのか
それともWebサービスを作りたいのかなどWeb制作のも種類があるため
何を行いゴールはどこなのを明確にしてからWeb制作会社を選定する必要があります。

Web制作の種類を把握する

Web制作会社といえども沢山の種類があります。

  • ホームページ制作
  • ホームページのリニューアル
  • 広告バナー
  • ランディングページ
  • オウンドメディア
  • Webサービス
  • アプリ

この中で何を作りたいのかによって制作会社の選び方は大きく変わってきます。
例えばコーポレートサイトなどのホームページを制作できる会社が
Webサービスやアプリ制作をできるとは限りません。
ホームページがhtmlで制作できるのに対しWebサービスは会員ログイン機能や決済機能など
ページを”見る”だけではなくユーザーにアクションさせる機能が必要となるためシステム開発が必要となります。
そのためホームページとWebサービスの開発では開発規模が全く違ってきてしまいます。
またアプリにいたってはiOSとAndroid用のアプリを開発するためにobjective-cやswift、JAVAといった
言語で開発する必要があるためホームページ制作とは全くと言っていいほど別物になります。

そのため自社の求めるものと制作会社の得意分野にズレがあると
想定したものが出来ないといった事にも成り兼ねないのでしっかりと見極める事が大切です。

Web制作会社の種類

フリーランスを含むWeb制作をしてくれる会社や個人には大まかに下記の種類があります。

個人事業主

金額は安いが個人のスキルに依存してしまうため大規模開発は難しい。
しかしうまくいけば良い制作パートナーになる可能性も。

クラウドソーシングに依頼

金額は安いが当たりハズレがある。
つまりは個人事業主ではあるがクラウドソーシングを使わないと仕事が穫れていないとも
考えられるのでスキルについては不安定な話をよく耳にします。
まれに独立したての高スキルのエンジニアなどがいることも。

10人以内の小規模制作会社

金額やデザイン、システム開発のスキルもある程度ある場合が多い。
小規模な分納期や金額については相談に乗ってくれることも多く
オーダーメイドで発注した場合に良いかもしれません。
ただ規模が大きくない分量産は不可。

30人以上の制作会社

30人以上の会社になってくるとWeb制作をパッケージ化してテキストや写真を当てはめて
すぐに安価にできるホームページ制作を行っている場合や
受託制作部門を縮小化して自社サービスに注力している場合が多くあります。
もしくは金額感の大きい制作案件でないと請けないといった会社も多いため
中小企業が依頼するのには向いていないかもしれません。

実績と担当者をチェック

実績といえどWeb制作会社自体ができてから長くて20年程度だったり、
立ち上げの初期費用がほとんど必要ないことから最近起業したという会社も少なくありません。
また実績はクライアントの許可を得なければいけないため特に最近起業した会社は実績に乏しいというのが実情です。
そのため実績が不安だということであればできるだけ大手の制作会社に依頼した方が良いでしょう。
しかし見積もりや納期が合わないということであれば小規模な制作会社に依頼する必要が出てきます。
その場合は実績だけで判断するのは難しく担当者と実際に話して判断するしかありません。
なんでもかんでもできるというところは具体的な内容をわかっていない場合が多いので
何を用意すれば良いのかや実装の方法、納期などを質問してみると良いでしょう。

見積もり

ある程度依頼する制作会社の目処がついてきたら見積もりを依頼します。
その際にどんな内容で見積もり依頼をするのかによって出てくる金額は全く違ってきます。
例えば
「主婦に特化したコミュニティサイトを立ち上げたいがいくらぐらいですか?」
という聞き方をしても答えようがありません。
コミュニティサイトといえども掲示板やマイページ、ログイン機能、管理画面など
機能は多岐に渡るため具体的にどんな機能が必要かを洗い出していかないと見積もりが出せません。
そのため面倒かもしれませんがサイトに入れ込む機能やページを洗い出してみるといいでしょう。
TOPページには何があって下層ページにはどんな要素を入れ込むのかまとめてみると
制作会社も明確な見積もりが出せるかと思います。
その上でどういう形で進めたらいいかや機能についてのアドバイスをもらいながら
担当者とコミュニテケーションを綿密に取って制作を進めていくのが成功への近道と言えます。