
はじめに
LinkedInは、グローバルで10億人以上が利用するビジネスSNS。にもかかわらず、日本では「周りが使っていない」「転職サイトとの違いが分からない」といった声も多く、なんとなく登録して放置している人も多いのではないでしょうか。
LinkedInを使いこなせていない、と感じる人たちから実際に寄せられる質問で圧倒的に多いのが、
「LinkedInのプロフィールって、どう書けば効果的ですか?」
この記事では、そんな疑問に徹底的に答えていきます。あなたのプロフィール改善にも即使える内容になっているはず!
なぜLinkedInプロフィールが重要なのか?
まず押さえておくべきは、LinkedInは「検索されてナンボ」のSNSであること。転職・副業・営業・情報発信…すべてにおいて、プロフィールは“名刺以上・履歴書未満”の入り口です。
よく聞かれるフレーズ:
- 「ヘッドハンターに見つけてもらうにはどうしたらいいですか?」
- 「プロフィールって、英語にした方がいいですか?」
- 「キャリアに自信がないんですが、どう書けばいいですか?」
これらの答えはすべて、「プロフィール設計」につながります!
プロフィール全体の構成と目的
LinkedInのプロフィールには以下のような主要セクションがあります。
- ヘッダー(写真・肩書・所在地)
- 自己紹介(About)
- 職務経歴(Experience)
- スキルと推薦(Skills & Endorsements)
- 学歴(Education)
- 資格・受賞歴・ボランティア・ポートフォリオ等
それぞれの項目に「検索に引っかかるキーワード」「読みやすさ」「一貫性」が必要です。以下、順番に解説していきます。
1. ヘッダー:検索に強い“肩書”で差をつける
最も見られる部分。写真・氏名・ヘッドライン(肩書)は、プロフィールの顔です。
よくある質問:
「肩書って何を書けばいいんですか?今の職種だけですか?」
答え:検索されたいキーワードを含んだ“キャッチコピー型”が効果的です。
例:
- ❌「営業職」
- ⭕️「BtoB SaaS営業|IT企業向け提案・導入支援|業務改善が得意です」
このように、単なる職種でなく「誰に・何を・どう提供するか」が明確だと、検索結果でも目立ちます。
2. 自己紹介文(About):読者に語りかけるストーリーを
About欄は「あなたがどんな価値を提供する人なのか」を伝える場所。職歴の羅列ではなく、読者に語りかける一人称のストーリー形式がベストです。
よく聞かれるポイント:
- 「何文字くらいが適切ですか?」
- 「日本語と英語、どっちがいいですか?」
目安:日本語で400〜800文字程度。必要に応じて英語併記も◎
構成例:
- 【冒頭】価値提供の一言サマリー
- 【中盤】これまでの経験や強み
- 【結論】今後取り組みたいことや連絡歓迎の姿勢
模範例:
BtoBセールスに特化したSaaS企業で8年間、営業→マネージャーとして従事。課題ヒアリング〜導入支援までを一気通貫で行うスタイルを得意としています。中小〜大手企業まで100社以上の改善実績あり。現在は営業組織づくりや副業によるスタートアップ支援にも挑戦中です。
3. 職務経歴:成果ベースで“数字”を入れる
ただ「◯◯株式会社/営業部」では検索にも評価にもつながりません。
成果や役割を“数字”で具体化することが必須です。
よく聞かれるポイント:
- 「職務経歴書をそのまま載せてもいいですか?」
- 「成果が数字で出せない仕事のときはどうする?」
書き方テンプレート:
【会社名/職種/在籍期間】
- 担当業務概要(1〜2文)
- 主な成果や貢献(数字を含めて3〜4箇条書き)
例:
株式会社XX(営業/2019年〜現在)
- 中小企業向けのSaaS導入営業を担当
- 月間平均売上250万円を安定的に達成
- チームのナレッジ共有体制を構築し、受注率20%→35%に改善
成果が出しづらい業務でも、「改善点」「任された役割」「得たスキル」にフォーカスすることで説得力が生まれます。
4. スキルと推薦:信頼される“他者の声”を活かす
LinkedInでは、スキルに対して同僚が“Endorse(推薦)”する仕組みがあります。
- 「どんなスキルを登録すべき?」→仕事で使う具体的な技術やツール名(例:Salesforce、Python、Figmaなど)
- 「推薦って頼んでもいいの?」→はい、遠慮せず頼むべきです。
信頼性の高いプロフィールは、「他人からの証明」が豊富です。推薦コメント(Recommendation)も積極的に依頼しましょう。
5. 学歴・資格・ポートフォリオ:キャリアに深みを与える
プロフィールの最下部にあるセクションも侮れません。特に以下はよく聞かれます:
「TOEICや資格って載せた方がいい?」
答え:YES。スコアや資格名は検索対象になるため、迷ったら載せましょう。
補足:
- ポートフォリオ機能では、ブログ記事や資料スライド、動画、リンクなども掲載可能
- 学歴は最終学歴だけでもOKだが、留学歴や特色ある研究テーマは加点要素に
英語プロフィールは必要?
「英語でも書いた方がいいですか?」
毎日のように聞かれるこの問い。
結論:グローバル志向が少しでもあるなら、英語も書くべき。
- 外資系や海外クライアントと接点を持ちたい人
- 海外移住やリモート案件を狙う人
→ この場合、About欄だけでも英語併記がおすすめです。
ChatGPTでプロフィールを作るときのおすすめプロンプト
「ChatGPTでLinkedInプロフィールを作ってもらいたいんですけど、どう聞けばいいですか?」
サンプルプロンプト:
あなたはキャリアコンサルタントです。以下の情報をもとに、LinkedIn用の「About欄(自己紹介文)」を作成してください。
【現在の職種】:
【業務内容】:
【実績・成果】:
【強み・得意分野】:
【今後やりたいこと】:
最後に:LinkedInプロフィールは“自分を他人に語らせる”場所
LinkedInプロフィールの本質は、「あなた自身が誰に・どんな価値を提供できるか」を、他人に語らせること(=検索・推薦・共感)です。
完璧を求めず、まずは書いてみる。ChatGPTを活用して何度でもブラッシュアップすればOKです。
今こそ、名刺でも履歴書でもなく、“あなたらしいキャリアの顔”をLinkedInで整えましょう。
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