優れた製品・商品を生み出すために日々頑張る中小企業の成長に、IT・Webのノウハウで貢献したい。
その中でも私たちは「採用ホームページ」に力を入れています。最近、肌感覚としても採用サイトや採用管理システムの話題が増えてきていますが、中小企業の人材獲得は本格的に取り組むべき課題と捉えています。
経済産業省がまとめた平成24年度「中小企業の経営課題に関する調査」によれば、経営活動に影響の大きかった要因として「円高」「原材料コストの高騰」「国際情勢の悪化」に並び、「人材不足」が挙げられています。さらに、2015年に商工中金が行った「中小企業の経営改善策に関する調査」によると、2010年から2015年にかけて、人手不足を課題として挙げる中小企業が右肩上がりに増えています。その割合は2010年、2013年、2015年で13.7%→20.4%→41.6% と激増しており、日本の半分近い中小企業がなんらかの人材に関する悩みを抱えている事になります。
この問題に対し、データを見ると面白い事実が分かります。「中小企業の経営課題に関する調査」によれば、人材の確保・育成というテーマに対し「IT活用が必要と考えていない」と回答した企業がなんと44.7%もあったのです。特に小企業では、その割合は60%にも達します。
もちろん小規模な募集であれば、ハローワークへの求人情報掲示などで事足りるかもしれません。ただ、それで人材確保ができないようであれば、是非一度採用ホームページをはじめとしたIT活用を検討してみてください。例えば、採用ホームページを作るメリットはこんなにあります。
1) 求人票に比べて自社を広く・自由にアピールできる
求人票では決まったフォーマットに情報を入力するだけですが、Webサイトを制作すれば、自由自在に自社の魅力を
伝えることができます。(採用ブランディング)また、求人票は閲覧しに来た求職者の目にしか入りませんが、ホームページであれば24時間365日、求職意思のあるなしに関わらず見る人に貴社のアピールをし続けてくれます。
これは意外と大きな効果で、いま現在求職意思のない「転職潜在層」に自社の魅力を伝え、興味を喚起する方法は近年しばしば話題となっています。これは優秀な人材は転職をあまりしようとしない傾向があるといわれているからです。
例えば、優れた技術を持っている企業であれば、採用をあまり前面に押し出しすぎないオウンドメディアの形をとる採用サイトも考えられます。知らず知らずのうちに技術や組織のファンになっていき、いつしか働いてみたくなる、がベストな道です。
2) 自社の社風を知ってもらうことで、ミスマッチ回避も期待できる
上記とも関連しますが、自社の社風や組織を採用ホームページできちんと発信しておくと、入社後のミスマッチ回避も期待できます。もちろん社風や求める人物像をしっかりと、美化せず伝えることが大事です。
3) 他のシステムと連携させることで、応募してきた候補者情報を有効活用することができる
採用ホームページとGoogle Analytics/サーチコンソール、応募者管理システムと連携させることで、集まってきたデータをより有効に活用することができます。求める属性の人たちが効率的に集まっているのか、どの応募経路の応募者がうまく選考を進んでいるのか。そして入社後活躍している社員の選考時の評価はどうだったか、など多面的に分析し、人材確保を強化することができます。分析ツールには安価なものもあるので、腰を据えて採用活動を行う場合には検討してみてはどうでしょうか。
このように、ITは人材確保の道を大きく開いてくれるツールです。
優れた技術・サービスを持つ中小企業の人材確保のお手伝いをしたい。そんな思いで採用ホームページ制作を承っております。
是非お問い合わせください。
[参考資料]
商工中金調査部「中小企業の経営改善策に関する調査」2015年10月
経済産業省「中小企業の経営課題に関する調査報告書」2013年3月