Googleのアルゴリズム漏洩から考えるSEO対策

SEO対策

先日Googleの元職員と思われる人物からSEOのアルゴリズムが漏洩。
Google検索はよくアルゴリズムを変えるので現在はどこまで有効かわかりませんがその中にはこれまで指標とされていないと思われていたものまで入っていたので大変驚きました。

漏洩したアルゴリズムの指標

原文はこちらのサイトですが下記に主な内容の日本語訳をまとめます。


■ ドメインランク

これまでのGoogleno公式見解は「ドメインランクのようなものは持っていない」というものでしたが、ドメインを取得した年数や重要なドメインはやはり重宝されるということがわかりました。
公開はされていませんが実はahrefsというサイトで課金すればドメインの点数を知ることが出来ます。


■ 検索のクリック率

これもGoogleの公式見解と異なり、検索結果に表示された際のCTR(クリック率の情報)が検索ランクに影響を与えていることが明らかに。
過去18ヶ月のクリックデータがベースになっている模様。


■ サイトの年齢

生まれたばかりの新しいサイトはやはりサンドボックスというところに入れられ評価されにくことが改めて明らかになりました。
そのため一定期間は検索順位が上がりにくい状況。


■ Chromeのデータ

これまでChromeの利用データはサーチに影響しないという公式見解でしたが、やはりChromeのデータは使われていた模様。
使わないわけがないですが公式では否定していました。


■ ランキングシステムの仕組み

Googleの検索ランキングシステムは単体の巨大なアルゴリズムではなくマイクロサービスの集合体で検索結果のCTRや外部リンク数、ドメイン、サブドメイン、パスなど様々な評価基準で判断されます。


■ HPの信頼性

HP内で記事を書いてもそのHP自体の信頼性と紐づけられる。
つまりどんなにいい記事を書いてもHPに信頼性がないと検索結果に出にくいので地道な努力が必要。


■ 参考文献は載せる

Google公式のE-E-A-T推奨通り、参考文献や著者に関するデータは記載したほうがよさそうです。


■ 降格基準

リンク先のコンテンツとのミスマッチ、SERPにおけるユーザー行動、UXの不備、検索ワードとドメイン名が完全一致する場合、製品レビュー系コンテンツ、グローバルページ、ポルノ、などは降格されます。


■ 被リンクはまだまだ重要

被リンクはランクの高いサイトからされると特に評価されやすいため地道に他サイトに被リンクされるような信頼性のある記事を書くことが重要です。


■ 記事やタイトルの文字数はSEOに影響しない?

これまでSEOを意識した記事は1,500〜2,000文字が必要と言われてきましたが短い記事でも独自性が評価されれば問題ない可能性も。


■ 最新20件のページ更新履歴を保持

インデックスされたページの評価が高まってから変更して別のコンテンツに誘導するなどのハックを防ぐために過去20件の変更履歴を保持していることが判明。最大20件なのでこれは既にアルゴリズムが変わっていそう。


■ SNSなどショートコンテンツの独創性を評価

エックスやインスタのようなショートコンテンツでは、OriginalContentScoreにより、文字数をカウントし、オリジナリティを評価。


■ 日付は重要

コンテンツの正確な日時情報を様々な角度から抽出している。
つまり更新頻度のあるサイトが評価される。


■ 健康やお金に関する内容には厳しい

これは公式の情報通り。お金や健康など人生にクリティカルな影響を与える情報はより厳格に扱われる。
以前あったウェルク問題などが影響しているものと思われる。


サイト内の文字サイズや下線、太字にする施策もSEOに効果あり

独創性を出すということで評価されるのかも。


■ トピックチェック

ページのコンテンツがサイトの趣旨に沿ったものであるかどうかチェックされている。


■ 零細個人サイトは特別扱いされる?

資金力にものを言わせることができない個人サイトは公平のためブーストされており資金力のある企業サイトと公平性を保たれている模様。
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特に2の検索のクリック率は検索結果で表示された際のCTRを取っているというのはこれまで噂はあまりなかったので意外でした。

このアルゴリズムを利用することでCTRが下がった=ニーズが無くなったサイトやページは必然的にクリック率が下がるのでランクダウンさせられる可能性があります。

Googleのアルゴリズムによって振り回されている方も多いかと思いますが要はユーザーのためになる記事やコンテンツを地道に作っていくのが1番の近道なのかもしれません。