インスタグラム、企業アカウントの活用方法と運用

コラム

インスタグラムを使ったプロモーション戦略の立案や運用を行っています。

■インスタグラムとは
インスタグラムはスマホで使うことを前提とした写真投稿アプリで撮影した写真を
手軽にオシャレに加工する事ができるため女性を中心に広がりをみせています。
また日本国内でのユーザー数も順調に伸びてきており現在は900万人(世界4億人)が
利用するなどFacebookやTwitter、LINEと併せてビジネス利用という点でも注目されています。

参照:Web担当者Forum
参照:インスタグラム公式

■LINE、Facebookとの違い
国内で2400万人が登録しているとされているFacebookユーザーですが、
月間のアクティブユーザーはその半分程度とされておりインスタグラムの
月間アクティブユーザー約85%と比べるとインスタグラムがいかにアクティブユーザー率が
高いかがわかります。(LINEは90%以上)

LINEはコミュニケーションツールですので90%以上のアクティブ率は驚くべきことではないのですが
インスタグラムは写真投稿アプリという使わなくてもコミュニケーションに支障が無いにも関わらず
高いアクティブ率を維持。
その要因は写真で見る伝わり易さに加えクローズドな雰囲気があるのではないでしょうか。
実名での登録であるが故に親世代や取引先、昔の同級生など”繋がりすぎてしまった”Facdebookでは
気軽な投稿ができなくなっていて投稿する度に自分のオフィシャルな発言として受け取られる風潮があります。
これに嫌気が差した若年層のユーザーはインスタグラムに移行しオシャレな写真を投稿して
セルフブランディングを楽しんでいる傾向があります。

参照:ガイアックスソーシャルメディアラボ
参照:ビジネスジャーナル

■インスタグラムのビジネスアカウント開設
個人で既にインスタグラムを利用していてFacebookで登録している場合も
設定メニューでビジネスアカウントを作成できますが念のため新たに登録し直す方が賢明です。

それでは最初の登録画面が出てきたらメールアドレス登録もしくは電話番号登録のどちらかを選択。
今回はメールアドレス登録を選択しています。
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メールアドレスの認証を行えばアカウント登録は完了。

なお個人アカウントとビジネスアカウントの切り替えにはまず右上オプションマークを
押したらでてくる「アカウント追加」をタップ。
以前のアカウントでログインできたら上のアカウント名をタップすると
それぞれのアカウントを選べるようになります。

あとはビジネスアカウントのプロフィールや写真を設定すれば利用開始。

■企業のインスタグラム利用例
その前にまずインスタグラムのビジネスアカウントには合うもの合わないジャンルがあります。
インスタグラムの特徴としてコミュニケーションが主体のFacebookとは違い
写真がメインのブランディングツールですので「楽しそう・おいしそう・かっこいい・おもしろい」など
視覚で伝わるサービスを運営していないといけません。
スクリーンショット 2016-04-13 19.28.00
500万人以上をフォロワーに持つ東京ディズニーリゾートを例に挙げてみましょう。
これは上記でいう「楽しそう」に該当します。
インスタグラムのプロフィール欄には「#tokyodisneyresortをつけてね!」となっており
このハッシュタグを検索するとなんと407,654件の投稿が存在します。
スクリーンショット 2016-04-13 19.38.20
そこにはユーザーが自発的にアップした楽しそうな写真が載っていて
見ているだけで行ってみようかという気持ちにさせてくれます。
IMG_3576
このようにインスタグラムではハッシュタグを付ける文化が根付いていますので
ユーザーがハッシュタグを付けて投稿したくなるような巻き込み型の施策が求められます。

■通常の運用では何をやるか
ハッシュタグを付けてもらうにしてもまずはどんなハッシュタグを付ければいいのか
ユーザーに知ってもらう必要があるため通常の運用が必要となります。
ディズニーリゾートの場合はパーク内の様子を定期的にハッシュタグ付きでアップしています。
IMG_3577
この写真の場合は「#tokyodisneyland #tokyodisneyresort #whiteday #minnie #pluto」と
関連するハッシュタグを付けています。
ポイントとしてはこれらのハッシュタグはディズニー好きならつけそうなもの
あるいはホワイトデーとも被せているため「#whiteday」というタグはディズニー好きでは
ないユーザーも付けることが予想されるため「#whiteday」で検索したユーザーにも
このディズニーアカウントの写真を目にする機会が増えると思われます。
このように毎日定期的に写真をアップしながら季節や内容に合わせた運用を行い
関連するハッシュタグをつけてユーザーの目に留まるよう運用していく必要があります。
そのため毎日の運用が肝になってくると言えるのではないでしょうか。

■フォロワーを増やすには
上記でも記載したように通常の運用で写真を投稿する際にハッシュタグをつけるのは
もちろんのこと自社のHPやキャンペーンページ、店舗があるのであれば店内ポップやチラシで
告知する必要があります。
これらをトータル的に行い毎日定期的に運用していけば必ずフォロワーは増えます。

■インスタグラムで広告を出す
企業に限らず誰でもインスタグラムのタイムラインに広告を出稿することが2015年の10月から可能になりました。
これにはWebサイトへの誘導を目的とした「リンク広告」
タイムラインで動画を流す「動画広告」
アプリのインストールを目的とした「インストール広告」の種類があります。

■インスタグラムの効果
効果としては正直なところどれぐらいの期間でどれぐらいの獲得が見込めるといった
”答え”を出すのは難しいという考えです。
しかし地道な運用や店舗も一緒になった告知が必要になってくるためチーム一丸で
取り組めばフォロワーは少しずつ増えて行き貴社のサービスを知ってもらう機会が
圧倒的に増え顧客となるユーザーへの入口が確実に増えていきます。
これは企業としての財産になるためインスタグラムのビジネス利用は有効的と言えそうです。